グループディスカッションのテクニック
少しでも通過率を高めるためのちょっとしたテクニックを紹介します。
進め方としては
1、自己紹介
2、時間配分を話し合う
3、個人ワーク
4、意見のすり合わせ
5、面接官への発表
となっています。
まず1、自己紹介でのテクニックについて
自分のことを同じメンバー、面接官に印象付けるために、大学名・名前だけでなく、簡単な趣味も話しても良いかもしれません。
メンバーの自己紹介内容は必ずメモに残して、話し合いの中で自然に名前を呼べるようにしておきましょう。
また、メンバーの自己紹介や振る舞い・話し方をもとに、その人が組織でどう動くタイプかを見極めるのが大切です。それによって、そのグループディスカッション内での自分の動き方も考えなければなりません。
例
意見をまとめる人ががいない→自分が司会をする
我が強い人が多い→場を静観し、端的に鋭い意見を言う
2、時間配分の話し合いについて
ここは特筆すべきテクニックはありません。
不思議と、どのグループでも「タイムキーパーします!」という方が湧いてくるのでその人に任せましょう。
3、個人ワークについて
ここでの心理は、
「自分は考えがまとまっていないのに、みんなは出来てるんだろうか」
など、心配することが多いと思います。
それで大丈夫です。
グループディスカッションは1人で進めていくものではないので、結果的にチームに貢献することが出来れば問題ありません。
4、意見のすり合わせについて
個人ワークが終わると、
「とりあえず、一人一人の意見を言っていこう」という流れになります。
ここでは、真っ先に
「自分から話します」と言うのをお勧めします。
最初のほうが、聞き手の記憶に残りやすいからです。
ここからは、意見のすり合わせになっていきます。
ここでは、「前提条件の確認」というのが非常に大切になります。
というのは、例えば
「今後の成長産業は何か」というテーマが与えられたとします。
これに対して、
Aくん「世界の流れを見ると、人工知能産業だと思います」
Bくん「え?これって日本の成長産業じゃないんですか?自分はゲームだと思います」
Cくん「成長って、みなさんは何をもって成長と定義しているんですか?」
というように、考え方はバラバラなので、意識を統一する必要があります。
これを「前提条件の確認」と呼びます。
上記のテーマが与えられたとして定義づけすべき点はいくつもあります。
・どの国の産業か
・今後って何年後くらいのことなのか
・何を持って成長なのか
などなど。
これらの定義づけを最初に確認しましょう。
また、話を進めていく姿勢として、話し方と聞き方のテクニックを紹介します。
話す時は、結論→根拠という形で端的に話しましょう。自分の言いたいことはささっと言って、ほかの人に話す機会を与えましょう。
「自分の意見はAさんとは対照的ですが、Aさんはどのようにお考えでしょうか?」
という具合に。
聞く時は、大げさにリアクションするのも良いです。
「なるほど!」とか「面白いですねその意見!」とか。
膝や腕を組むと、人は自分を拒絶されたように感じるので厳禁です。
面接官への発表について
・発表者は自ら選ぶ
・面接官が選ぶ
・そもそも発表がない
というパターンがあります。
発表者になってもならなくても結果にはそんなに影響しないと思います。
自分は発表者の役をした経験はありませんでしたが、ほとんど通過しました。
グループディスカッションには、「クラッシャー」と呼ばれる人がいます。
空気を読まない、話を聞いてない、めちゃくちゃな意見を言う、相手の意見を否定する
特徴は様々です。
クラッシャーと同じになるとかなりめんどくさいどころか、通過する確率がぐっと下がります。
グループディスカッションは、チーム全体としての成果も見られているからです。
クラッシャーと同じチームにならないように祈ること、誰かにとってのクラッシャーにならないように心がけましょう。